認知症患者のケアの難しさ:住田トメさんの場合

住田トメさんの症状

 

愛嬌があってみんなから「トメさん」と下の名前で呼ばれているこちらの方の症状は幻視です。見えないものが見えてあたかもそこに人がいるような態度を示します。一般的にそういった幻視症状がある時というものは怖いものや得体のしれないようなものが多くあるらしいのですが、トメさんの場合は、既に他界した旦那の姿が見えると話していました。

 

住田トメさんのケアで気をつけていること

 

概要だけで聞けば、非科学的な霊の存在を認めることのように捉えてしまいそうになりますが、トメさんはそういった類の霊感のようなものはありませんし、認知症としての診断が出ています。でも気を付けなければいけないのは、実際にトメさんの旦那様は他界していることも事実です。だからケアする時やお話をする時は、旦那様が亡くなっていることや、「そんな人いません」と否定するようなことは絶対に避けています。それをもし言ってしまえば悲しみからさらに症状が悪化する心配もあり、元気が失われると思います。

 

住田トメさんならではの難しさ

 

トメさんの目にはかなりリアルな映像として目に写っているそうです。他にも幻視の症状の特徴なのですが、ほとんどの人がくっきりと幻が見えるそうなのですが、トメさんの症状の場合さらに鮮明だそうで、幻を見ながら状況を話す時があり、それはもう想像では言えないような事細かさでした。ケアする人たちもそこに人が本当にいるのではないかと勘違いしてしまうような空気になり、難しさは増しています。

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