認知症のケアについて中森さんに話を聞く

ケアに一番必要なことは何でしょうか?

私がケアに関して必要だと思っている事は、相手の事をどれだけ尊重できるかということです。相手(認知症患者だけに止まりません)相手の事を分かってこそ、その人のケアができるのだと思っています。私が考えている一番重要なケアは心のケアです。

外傷のケアより内傷のケアが大事

外傷と内傷で、内傷は人には見えないので傷の深さが分かりません。認知症の患者に対して内傷で傷が深くなれば症状が悪化するだけです。認知症で心のケアをしっかりしないと認知症はどんどん進行します。それは、それだけ死が近づいていることと同じことを指しています。外傷のケアより内傷のケアの方が重要なのです。

中森さんにとって認知症患者へのケアとはなんですか

私にとって認知症患者のケアとは、特効薬などがない今の医療で出来る最善の治療だと思っています。この治療を続ける事で認知症の進行を抑えれば近い将来、認知症の特効薬とまではいかなくても治療できる方法が出来上がるかも知れません。認知症患者もそうですが、認知症患者を家族に持った人たちの事を考えると一日でも早くの対策や治療方法が出来ないかと考えています。それができるまでのあいだ中継ぎができることが、今の私の生きがいです。

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